【成長企業の目的論とは?】
皆さんこんにちは。
企業内で論理的にコミュニケーションについてお伝えすることで、企業の成長発展をサポートするwilling mind寺田麻子です。
今日は【成長企業の目的論とは?】と題して、企業の発展に必要な目的とは何か?というお話をさせていただこうと思います。
そこで突然ですが、皆さんの会社では目指したい場所、その目的は明文化にされているでしょうか?
私が初めてお会いする企業さんでは意外と、企業の成長発展とは何か?
そしてその目的が明らかにされていない会社さんが多くみられます。
そもそも成長発展する企業と一言で言っても何をもって「成長や発展」というのでしょうか?皆さんはどのようなイメージが頭に浮かんでおられますか?
・一人一人が活躍する
・売上・利益が上がる
・お客様満足度が上がる
・コミュニケーションが豊かで仲が良い
・社内外含め家族のように接することが出来る
・会議が活性化する
・離職率を下げる
・社員満足度を上げる
・会社の強みを明らかにする
などなど、成長や発展という言葉一つとっても各々の会社で手にしたい結果は企業の数だけあります。
ここで皆さんにお尋ねしたいのは、あなたの会社が思う成長や発展とは何でしょうか?
ということです。
もしも仮に言語化されていない、もしくはふんわりとしているのであれば、
この機会に改めて深くお考えになってみてはいかがでしょうか?
なぜなら、言語化されていないイメージでは、部下の方には会社の想いはほぼ伝わらないからです。
進むみたい行先やその目的がはっきりと分からない状態は、
行先の分からない船に乗っているのと同じぐらい不安な状態です。
これでは、この会社と自分の時間・人生を共にするかどうか?という判断はつかないでしょう。
つまり、こういう状態です。
社長:「うちの会社の今年のキーワードは成長発展だ!今まで以上に努力を重ねてほしい」
社員:「はい!!」
(ところで成長って何をすれば良いのかなぁ・・・。まぁいいか。よく分からないけど、いつも通り仕事をしよう!)
更には、こんな感じです。
社長:「君には成長するという気持ちはないのかね!」
社員:「すいません・・・。頑張ります。」
(頑張ってるつもりなんだけど・・・。期待されていないんだなぁ・・・。)
企業を船と例えるのであれば、
これでは船員としての力が発揮されないばかりではなく、小さなことをきっかけにこの船を降りたいとまで思いかねません。
そこで、御社という船のクルーと思いを一つに荒波を超えても目指したい場所にいくためにも、船がどこに進んでいるのか?そして向かいたい理由とは?ということをしっかりと共有しておくことが原点となります。
これを一般的には経営計画と経営理念と呼びます。
さて、ここでは更に、経営理念を創るにあたって重要なポイントをお伝えします。
ポイントは以下の3つの要素がバランスよく含まれているかどうか?ということを念頭において考えてみてはいかがでしょうか?
①:社会性
1つめは、御社が成長発展することにより社会にどのような良い影響を齎すことが出来るのか?ということです。
「企業は公器である」こんな言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
これは、企業は社長の持ち物でも社員の持ち物でもなく、経済活動を行うことが社会への貢献を齎していなければ、企業とは言えず、それは家業である。という考え方です。
また、現在の満たされた時代に生まれ多様な価値観を持ち企業に入社してくる若い世代がとくに重視していることもこの「社会性」が大きな選択要件になっているという声もよく聴かれます。
②:人間性
2つめは、御社の成長と発展は企業に集う人(社員)の幸せと成長により齎されるものであり、そのため企業は、社員にどのような成長のステージと安心安全と幸せを提供できるのか?ということです。
シャンパンタワーは途中のグラスからシャンパンを注いだのであれば均等にすべてのグラスに流れていきませんが、一番上のグラスからシャンパンを流せば下まで均等に流れていきます。これは、まずは一番近い存在である社員の方々から喜びや幸せを感じられる企業創りをすることが、企業の成長発展と社会の成長発展の第一歩になるということを示しています。
①:経済性
最後に経済性です。これは企業が成長発展しながら存続するためには、しっかりと利益を齎していく必要があるため、他社には真似できない自社の強みとは何か?
自社にしか提供できない強みとは何か?ということです。
以上3つの要素をバランスよく含んだ経営理念を考え、アップデートしながら、御社の船で共に航海する船員の皆さんに、そして社外の方へ
御社の成長発展の行き先と目的を何時でも開示出来る状態を作っておくことが、心を一つに成長発展する原点になると、私は思います。
今ある経営理念は錆ていないか?心からそれを成し遂げたいのか?
社員の方々ともに常に会話されることをお勧めします
Willing mind 寺田 麻子
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